フェイスorトレードの判断方法@入門編
フェイス or トレードの判断ができるのは上級者の証
トレードするか、フェイスを殴るかの判断は、初心者と上級者を分けるひとつの目安になっている。
これはアグロシャーマンやフェイスハンターといった、アグロデッキにおいても言えることである。
基本的なトレードの知識は別記事「有利なトレードを考えよう」で説明している。
今回の記事では、フェイスorトレードで迷ったとき、どのようにして判断するのかの基本を説明しよう。
トレードの基本は2つだけ
こっちはフェイス、相手はトレード
例えば、相手がアグロシャーマンを使っているときのことを思い出して欲しい。
シャーマン側が次々とミニオンを出していき、こちらのフェイスにアタック。
自分ができることと言えば、手札からミニオンを出してトレードするか、除去スペルでミニオンを破壊するだけ。
気がつけば、こちらの体力は半分以下になり、シャーマンの体力は30のまま…。
相手にトレードさせ、こっちはフェイスにアタックというのは、ハースストーンにおける1つの勝ちパターンである。
アグロデッキでは特にやりやすいが、これをミッドレンジやコントロールのでデッキで行うには慣れが必要であり、いかにこの状況を作り出せるのかが問題になる。
トレードとは、防御に他ならない
トレードするということは、「残しておくと厄介なことになる」から、ミニオンを破壊するわけだ。
具体的な例をいくつか挙げよう。
- 《アジュア・ドレイク》を残したら、呪文ダメージ+1を利用されて場が一掃されてしまった。
- 獣属性のミニオンを残したら、《猟犬使い》や《ヤシャラージュの烙印》で利用されてしまった。
- 1/1のミニオンを残したら、《鬼軍曹》などでバフされて、こちらの大型ミニオンが破壊されてしまった。
相手に有利な状況を作らせないように、ミニオンを破壊する。
これが、フェイスorトレードにおける「トレード」の考え方だ。
つまりは、対戦相手が使っているデッキへの知識である
相手のミニオンを場に残すことで、どのようなことが起こるのか。
それが想像できない限り、フェイスorトレードの判断はできない。
- 対戦相手のデッキに何が入っているのか
- まだ使ってないカードは何なのか
フェイスに行くためには、この2つを把握する必要がある。
5%を警戒するのか
例えば《聖別》など、特定のカードを警戒するとして、相手の手札にも無いものとする。
このとき、特定のカードを警戒して、勝てるかどうかもフェイスorトレードの判断基準になってくる。
例えば相手の残りデッキ枚数が20枚で、特定のカードが1枚なら約5%の確立で引くことになる。特定のカードが2枚なら10%だ。
警戒するカードが《密言・死》+《埋葬》で各2枚ずつデッキに入っていれば、その内1枚は35%ほどの確立で手札にある上に、20~25%の確立でトップドローすることになる。
フェイスに行かないと勝てないのか、トレードしても勝てるのか、しっかりと見極める力が重要だ。
次回、実戦編
入門編はここまで。
次回はスクリーンショットなどを用意して、フェイスorトレードを説明したいと思う。
(あくまで予定)