LOE新カード座談会

      2016/03/07


新アドベンチャー「探検同盟」で実装された新カードについて
koronekoさん(@koronekoHS)
ルネさん(@re_ne_kuroi)
まッつんさん(@mattun_hs)

と一緒に「座談会」という形でTwitch配信しました。
その内容をレポートさせて頂きます。
ブログ用に言葉をわかりやすく、また改変した部分があります。全ての発言をそのまま記事にしているわけではありませんので、予めご了承下さい。

―新カードの中で「一番の目玉」というと、やはり《Reno Jackson / レノ・ジャクソン》でしょうか。初めて見たときは「デッキの中全部1枚ずつの専用デッキを組むことになるのか?それは可能なのか?」とも思いました。

まッつん「毎回、アドベンチャーの1週目にメインになるレジェンダリーを持ってきてて、その扱いがレノ・ジャクソンかな。」

ルネ「強いとはまた別ですけど…正直、専用デッキを組むことができるのか?とちょっと怪しく思ってました。」

―今は主にウォーロックで使われていますよね。ハンドロックはめっきり見なくなりました。

まッつん「たまにパラディンでも見ますよね。」

koroneko「Lifecoachが使ってました。」
※参考:Lifecoach RenoRafaam(Hearthpwn)

koroneko「俺はレノ・ジャクソンのことがあまり好きじゃなくて…なぜかというと、デッキのカードを1枚ずつにすると、除去カードなどの安定感が無くなるのが嫌い。」

―なるほど、2枚ずつ入っている場合は、その分引きやすくなるので「安定感」が出ると。

ルネ「確かに安定感は無くなりますよね。」

koroneko「どのヒーローでデッキを構築しても、全体除去スペルの数は限られてくるから…」

まッつん「選択肢が制限されてしまう。」

koroneko「そう。」

―そのためか、《Mind Control Tech / 精神支配技士》が採用される場合もありますよね。」

koroneko「除去カードを別のカードに置き換えるってことですね。」

ルネ「ある程度別のカードに置き換えることで、デッキそのもののパワーが本来のものより落ちているのは確かで、レノ・ジャクソンのデッキはいかにレノ・ジャクソンのパワーで補えるかというところにあると思うんですけど、レノ・ジャクソンが引けなかったら『ただのパワーダウンしたデッキ』になりかねないです。koronekoさんはそういう所が嫌いってことですよね。」

koroneko「その通りですね。」

まッつん「だからこそ、ヒ―ローパワーでドローできるウォーロックで採用されているっていうことですよね。」

まッつん「僕はアリーナが得意で、レノ・ジャクソンが入ってるデッキはアリーナのデッキと似てるところがあるんですよね。色んなカードが1枚ずつ入っていて。そこで逆に選択肢が増えているから、プレイングが出るデッキだなと思っています。」

―マリガンでは、レノ・ジャクソンを必ずキープするべきでしょうか?

まッつん「僕は絶対にキープしています。」

ルネ「レノはキープします。なぜならば、手札にレノがあるからこそ取れる選択肢というのがあるんですよ。例えば『手札にレノが無いから、次のターンやられてしまう。』というときは弱気なプレイになってしまうんです。そうならないよう、相手のデッキタイプに関わらず、レノ・ジャクソンはキープするべきだと思います。

koroneko「レノ・ジャクソンが出てから、デッキの相性が付けにくくなりましたよね。例えばコントロールウォリアー対フリーズメイジは8:2とか9:1とか言われてますけど、レノ・ジャクソンのデッキは全部が1枚積みだから相性を付けることが不可能に近い…。

まッつん「毎回カードを引く順番がバラバラだからね。」

koroneko「そう、だからみんなに聞いても『レノを引ければ…』とか、そこから始まるんですよ。有利不利がそこからの問題だから。」

まッつん「実際、レノデッキで上位に居るプレイヤーが居るから、デッキパワーが高いのは間違いなくて、これから洗練されていけばもっと伸びるデッキだと思います。」

ルネ「さらに言えばこのデッキはカードプールが増えれば増えるほど強化されることになります。カードが増えれば選択肢も増えますからね。先ほどのkoronekoさんの除去カードが足りないという話にも繋がりますが、除去カードが追加されれば、《Mind Control Tech / 精神支配技士》などの代わりのカードが抜けて、追加された除去カードが入るようになりますよね。」

koroneko新カードはよ!

―koronekoさん、いつも新カードが実装された日に『早く新カード来ないかな』って言ってますよね(笑)

まッつん《Arch-Thief Rafaam / 大怪盗ラファーム》はどうですか?」

ルネ「対コントロールには強いんですけど、今の環境には合ってないですよね。」

まッつん「あー、環境的にね。結局《Ysera / イセラ》と同じような立ち位置で、デッキパワーを上げるためにいれるって感じだよね。」

koroneko「シクレパラに入れても強いと思いますよ。」

まッつん「へー。最近のシクレパラは《Ragnaros the Firelord / 炎の王ラグナロス》が入ってたりして面白いね。」

ルネ「ラグナロスと違ってラファームは即時性が無いから、今の環境だとラグナロスの方が合ってるかな。ラファームだとワンテンポ遅れちゃう。」

―登場時効果で出すだけでカードがもらえるから、その点は良いですよね。

―もう1つ注目されていたカードと言えば《Brann Bronzebeard / ブラン・ブロンズビアード》ですが、あまり見かけないですね。

ルネ「あのカードを見たとき、ハンドロックくらいにしか入らないんじゃないかなと思って…なぜかというと、ブランはレジェンダリーカードなので1枚しか入らない。そのため、引けるかどうか安定せず、「雄叫び(バトルクライ)のカードをたくさん入れる」といったコンセプトデッキを作りづらい。

元々「雄叫び(バトルクライ)」のカードが強いデッキというのはハンドロック、つまり《Twilight Drake / トワイライト・ドレイク》《Antique Healbot / 骨董品のヒールロボ》《Defender of Argus / アルガスの守護者》が入っているデッキですね。」

―Zooに入れると強いと聞きました。

まッつん「ブランZooは流行っていますね。《Defender of Argus / アルガスの守護者》とのシナジーはかなりやばい。」

《Dark Peddler / 闇の売人》ともシナジーがありますね。

参考記事:Bran Zooのデッキ・マリガン解説と実況解説プレイ!

まッつん「まぁブランはやっぱレジェンダリーカードだから、シナジーを想定してデッキ作るのは難しいですよね。元々「雄叫び(バトルクライ)」が多いデッキに入れる補助カードみたいな感じで、レノロックとかに入れるのが良いのかな。」

koroneko「ちなみに、ブランの強さを10段階で評価するとしたら、みなさんどうなりますか?」

ルネ「僕は7ぐらいかなぁ。」

koroneko「おお、結構高評価ですね。」

ルネ「まぁ6-7くらいかな。」

まッつん「僕もそれぐらい。」

koroneko「俺は4ぐらい…」

ルネ「低い!」

―俺も5ぐらいですね。3ターン目に出してもまぁまぁ強いけど、ブランが入ってるだけでプレイングが難しくなる。

まッつん「僕はレノロックに入れるの結構好き。」

―koronekoさんはどのデッキで試しましたか?

koroneko「レノやハンドロック…まぁ全体的に色んなデッキで試したけど、結論としては『1枚だけで何もできないカードは手札で腐る』でした。」

―確かに、マナカーブも考えなければならないですし、扱いが難しくなりますよね。

koroneko《Abusive Sergeant / 鬼軍曹》をブランと組み合わせて使えば、相手のアタック3のミニオンをアタック7にできるんです。そして《Big Game Hunter / 大物ハンター》で倒すというコンボがあって、これは強いぞと思ったんですけど…。結局場に残るのが[2/4] , [2/1] , [4/2]なので、あまり強くないなと。」

まッつん「即効性があるわけじゃないし、何かと組み合わせないといけないから、1枚で働くカードよりは評価は落ちますね。」

―誰か雄叫びシャーマンは試しましたか?

一同『試してないな…。』

《Rumbling Elemental / 轟きのエレメンタル》を試してみたんですけど、まず2/6というステータスが弱くて…。4マナなのも問題で、このミニオンを出したターンに2体以上「雄叫び(バトルクライ)」のミニオンを出すっていうのも難しいんですよ。

ルネ「いかに《Knife Juggler / ナイフ・ジャグラー》が優秀かという話ですよ…。」

《Summoning Stone / 召喚石》はどうでしょうか。

ルネ「触ってないですね。」

koroneko「オブジェクトやからな…」

まッつん「扱いが難しいよね。」

―海外の有名プレイヤーが何人か試してましたけど、一瞬で飽きちゃったみたいですね。メイジのミニオンである《Ethereal Conjurer / イセリアルの召術師》はなかなか好評化のようですが?

koroneko「俺は評価が高いな~。《Azure Drake / アジュア・ドレイク》よりも強いと思ってて、1枚ドローするよりも3枚の中から選んだほうが柔軟に戦える。」

ルネ「僕は《Azure Drake / アジュア・ドレイク》と一緒にデッキに入れたりしてますね。なんだかんだで呪文ダメージ+1は強い。」

まッつん「へ~、5マナのミニオンそんなに入れちゃうんだ。デッキが重くなりそう。構築はそれぞれで面白いね。」

まッつん「せっかくだから、それぞれのLOEベスト3カードを発表してみたら、面白いんじゃない?」

■新カードベスト3

天野
3:《Tunnel Trogg / トンネル・トログ》
―やっとシャーマンに優秀な1マナミニオンが追加されたか…!
2:《Sir Finley Mrrgglton / サー・フィンレー・マルグルトン》
―アグロデッキを使ってハンターのヒロパを手に入れるのが最高。色んなデッキに入る。ステータスも良い。

まッつん
3:《Entomb / 埋葬》
―相手のフィニッシャーを無効化できるのが強い。やっとウォリアーに勝てるようになった。
2:《Tunnel Trogg / トンネル・トログ》
―これが出るまでシャーマンを全く見なかったし、出てきたら無視できない強カード!

ルネ
3:《Reno Jackson / レノ・ジャクソン》
―新たなデッキを生み出し、実際にかなり環境を変えたカード。汎用性には欠ける。
2:《Dark Peddler / 闇の売人》
―ウォーロックならどのデッキに入れても良いし、ステータスも高く発見で手に入るカードも強い。

koroneko
3:《Mounted Raptor / 騎乗用ラプター》
―アグロに対して強くなる、ラダー向けのカード。
2:《Keeper of Uldaman / ウルダマンの番人》

―2番目なんだ!?と一同が驚きました。天野、ルネ、まッつんはウルダマンがベスト1カードです。
ステータスの高い敵の除去や、ステータスの低い味方ミニオンの強化にも使える万能カード。koronekoさんは「手札で腐ることがあるから」という理由でこの順位にしたようです。

koronekoさんのベスト1カード
《Dark Peddler / 闇の売人》
いつ手札に来ても使えるし、何枚あっても良い。みんなデッキに1枚じゃなくて、2枚入れてるはず。それは強いとわかっているから。発見持ちにしてはステータスも高い!

koroneko「ちなみに4位を決めるとしたら、《Museum Curator / 博物館のキュレーター》。こいつ《Toshley / トッシュリー》ばっかり持ってくる(笑)」

―確かに、結構レジェンダリーが出やすい気がしますね。断末魔(デスラトル)持ちミニオンにレジェンダリーが多いということでしょうか。

まッつん「断末魔(デスラトル)持ちミニオンは優秀なの多いからね。アグロ相手に《Abomination / 涜れしもの》を引いたりして、普段見ないミニオンだけどこういう風にドローする分には強い!」

《Elise Starseeker / エリーズ・スターシーカー》はどうですか?俺は実装される前から『ついに眼鏡女子が実装!』なんて言ったりしてましたが…。

koroneko「う、うん…。」

―アジアサーバーではゴールデンのエリーズを作っちゃいました。眼鏡女子だから。

ルネ「趣味だなぁ~。」

まッつん「一応眼鏡女子だけどさぁ(笑)」

koroneko「このカードは10段階評価で0かな…」

ルネ「0はやばい(笑)」

koroneko「このカード、何がしたいのか分からない。」

―0は無いですよ!ステータスも高いし、効果も豪快だし…!

koroneko「まぁ、イラストアドで2ぐらいあっても良いかな。」
※イラストアドバンテージの意味。キャラが可愛いカードでこの言葉が使われたりします。

―イラストアドじゃ0でしょw

まッつん「どのデッキに入ってるんだろ?たまにパトロンから出てくるけど。」

―こないだZOTACに出たとき、対戦相手のパトロンが使ってました。ファティーグ系のコントロールデッキに入れても良いですよね。自分のデッキ枚数を増やすことになるのでファティーグに強いし、後半使わないカード…例えば「《Zombie Chow / エサゾンビ》、もう使わないなあ」なんてとき、《Golden Monkey / 黄金のサル》を出せれば、そういった使わないカードがレジェンダリーカードに変わります。

まッつん「なるほど、面白いね。」

以下、簡単にその他カードの評価をまとめておきます。

《Naga Sea Witch / ナーガの海の魔女》
―10マナ無いと、1ターンに2枚以上カードを使えないのが弱い。無視される可能性も。

《Unearthed Raptor / 掘り起こされたラプター》
―他のカードと組み合わせないと効果が発動しないため、好評化にならず。

《Gorillabot A-3 / ゴリラロボA-3》
―効果の発動に条件がある割には、ステータスが低くて使いにくい。

《Dart Trap / ダーツの罠》
―シークレットの中でも最弱なのでは?

《Pit Snake / ピットスネーク》
―たまに《Mounted Raptor / 騎乗用ラプター》から出てくる分には強い。

《Cursed Blade / 呪われた剣》
―天野オススメ。後半は完全に手札で腐る。

長文にお付き合い頂きありがとうございました。
ご協力してくれたkoronekoさん、ルネさん、まッつんさんも、ありがとうございます!

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