第1回マリガン会議 中編
2016/04/20
前編はこちら。
後半はこちら。
天野「《Freezing Trap / 凍結の罠》をキープする相手っているんですかね?」
とれっど「僕は…しないですね。」
天野「ドルイド相手では、以前は最初に出てくるミニオンが《Shade of Naxxramas / ナクスラーマスの亡霊》か《Piloted Shredder / 手動操縦のシュレッダー》だったからキープしても良かったはずなんですけど、今はもう1~2マナでミニオンが出てきちゃうし。」
ルネ「今は《Darnassus Aspirant / ダーナサスの志願兵》を戻したりしたら最悪ですからね。」
heidrun「確かにw」
ルネ「シークレットは《Mad Scientist / マッドサイエンティスト》から発動してなんぼ、みたいな所がありますよね。」
天野「俺、プリースト相手にキープしても良いんじゃないかなと思ったんですけど、どうですか?」
とれっど「プリースト相手にそんな弱気なことしてたら勝てないっすよ。」
ルネ「どんどん顔を殴っていかないと。」
とれっど「マジでキツい組み合わせなんで、打点にならないカードでどうこうできるもんじゃない。ターンが進めばプリーストが有利になっちゃう。」
ルネ「まぁ、プリースト相手は7ターン目くらいに勝つ勢いでやらないといけないですね。シクレキープは基本的に弱いです。」
天野「なるほど…やっぱ『無し』ですねw」
一同「(笑)」
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天野「それでは特殊なマリガンについて。僕は初心者の頃、4マナ以上のミニオンを残すだなんて考えたこともありませんでした。koronekoさんに教わったときはマジで驚きましたね。そこで、何か『僕はこの高マナミニオンを残します』みたいなのがあれば教えて下さい。」
ルネ「代表的なところで言えば、コントロールウォリアーを相手に《Savannah Highmane / サバンナ・ハイメイン》を残すっていうのがありますよね。」
天野「そうそう。ウォリアーってミニオンが出てくるタイプの断末魔(デスラトル)ミニオンに弱い所があるんですよね。」
ルネ「さっきの話に戻るけど、アグロドルイドで《Innervate / 練気》と《Fel Reaver / フェル・リーヴァー》を一緒に残すとか…。」
とれっど「そうそう、でも最近はそういうの無くなってきたと思います。以前はそういうのあったんですけど、最近はテンポ命みたいな環境に変わってて。自分は《Savannah Highmane / サバンナ・ハイメイン》残すかどうかもちょっと怪しいなと思ってます。テンポ取れなかったら負けみたいなゲームになってるので、以前よりはそういう考え方は減ってると思います。」
天野「この前、とれっどさんと一緒に配信してて、ミッドレンジハンターを使ってたんですよ。偶然ランクで当たったcivilaさんのドルイドを相手に《Savannah Highmane / サバンナ・ハイメイン》をキープしたらボコボコにされちゃってw」
とれっど「相手先攻で《Darnassus Aspirant / ダーナサスの志願兵》から《Piloted Shredder / 手動操縦のシュレッダー》が出てきちゃって、止められないんですよ。」
ルネ「ん~でも《Savannah Highmane / サバンナ・ハイメイン》引けなかったときは本当に悲しくなるからな~。まぁ後攻を取って、序盤に出せるマナコストが低いミニオンと一緒ならキープしても良いって感じなのかな。」
とれっど「そうそう。難しいんですよね。マッチアップの程度によって、どこまで有利不利みたいな。そういうのを考えながら、キープするかどうかを考えなきゃいけない。」
ルネ「僕はそのカードを引いてこないと勝てないっていうものがあれば、強気なマリガンで挑むかな。僕は割りと強気なマリガンをする方だとは思うんですけど。」
天野「ドルイド相手には《Savannah Highmane / サバンナ・ハイメイン》は必ずキープするべきじゃないってことなんですかね。あくまでマナカーブが良ければキープしても良いということで。わかりました。」
―
天野「そういえば、ローグ相手に《Dr. Boom / ドクター・ブーム》ってまだ通用するんですかね?」
heidrun「前、koronekoさんに聞いたんですけど、ローグ相手はどのヒーロー使ってても《Dr. Boom / ドクター・ブーム》をキープするって言ってました。」
ルネ「それは絶対有りだと思う。ローグは《Dr. Boom / ドクター・ブーム》出されたらキツいよね。」
とれっど「ローグ相手って特に序盤したいことが無いから、キープしちゃっても良いと思う。」
heidrun「《Savannah Highmane / サバンナ・ハイメイン》はキープしないですよね?《Sap / 昏倒》が怖い。」
一同「《Savannah Highmane / サバンナ・ハイメイン》は無いよね。」
ルネ「ハンター対ローグの話なら《Eaglehorn Bow / イーグルホーン・ボウ》が強いですね。」
天野「確かに。《SI:7 Agent / SI:7諜報員》や《Earthen Ring Farseer / 大地の円環の遠見師》を倒せますからね。」
―
天野「あと、結構マニアックなんですけど…。僕が大好きなフェイスパラディンっていうデッキがありましてw」
参考記事:フェイスパラディンのデッキガイド
ルネ「僕も結構使ってますよw」
天野「フェイスパラディンの対ハンドロックとプリーストを相手に《Arcane Golem / 魔力のゴーレム》をキープするっていうのがあるんですよ。5~6ターン以内に倒しきりたいので、少ないマナで大ダメージが出せるカードをキープしなきゃいけないっていう。」
ルネ「《Arcane Golem / 魔力のゴーレム》を…?僕はあまりやらなかったけど、手札が事故る可能性もあるけど、デメリットを無視して3マナで4点出したほうがいいってこと?」
天野「そうですね。3ターン目に他のカードが無ければ使っちゃいます。」
ルネ「ハンドロック戦は《Divine Favor / 神聖なる恩寵》があれば勝ちって感じですよね。」
天野「確かに。…マニアックなのでフェイスパラディンの話はここまでにしておきます。w」
―そしてフリーズメイジのマリガンの話題に。
詳しくは別記事「heidrun流フリーズメイジのマリガン術@デッキガイド」をご覧ください。
とれっど「《Bloodmage Thalnos / ブラッドメイジ・サルノス》を残すんですね。」
天野「それは俺も思いました。」
heidrun「そうですね。基本的に残しちゃって大丈夫です。あと結構意外って言われるのが、ドルイドを相手に先攻でも《Emperor Thaurissan / ソーリサン皇帝》を残します。」
ルネ「へ~。《Emperor Thaurissan / ソーリサン皇帝》を残す…どうなんだろう。」
とれっど「キツい相手に対して《Emperor Thaurissan / ソーリサン皇帝》を使わないと勝てないっていうのは理論としては分かります。」
heidrun「そうですね。まず5/5というステータスが十分に強くて、相手がトレードしてくれるので、実質5点回復にもなるし、相手が《Swipe / なぎ払い》とか使うのであれば相手のミニオン展開が1ターン遅れるので。手札に特定のカードが無いと《Emperor Thaurissan / ソーリサン皇帝》を出さないとかそういうのは全然無いです。単純にテンポプレイとして、6マナで出すのが強いと思います。」
天野「なるほど…。」
heidrun「特に先攻だったら相手より1ターン早く《Emperor Thaurissan / ソーリサン皇帝》を出せるのが強い。」
天野「そういえば新カードの《Forgotten Torch / 忘れられた松明》ってどうなんでしょう?ヘルスが低いミニオンを倒すスペルとして使って良いんですか?」
heidrun「うーん…新カードが出てからあんまりフリーズメイジ使ってなくって…。」
天野「あら、そうなんですか?」
heidrun「まっ、良いんじゃないッスか?」
天野「ええっ!?急に適当だなぁw」
heidrun「思ってたほど強いカードじゃないのかなって…」
とれっど「僕は要らないと思って抜いちゃいましたよw対象が凍れば良いのに。」
heidrun「えっ、凍結したら強すぎでしょ。」
天野「なんで松明を投げて凍るんだよw」
heidrun「試合の後半にトップで引きたいカードは《Forgotten Torch / 忘れられた松明》じゃなくて《Fireball / ファイアーボール》なんですよね。」
天野「デッキ枚数が増えるから、お互いデッキ切れまでいく勝負では強いですよね。ファティーグダメージも防げる。」
heidrun「実質デッキが32枚になるカードですからね。フリーズメイジの《Forgotten Torch / 忘れられた松明》はまだ実験段階なので、1枚だけになる可能性はあります。」
ルネ「ちなみにheidrunさんに聞きたいんですけど、フリーズメイジ対テンポメイジの相性って、テンポストームだとフリーズメイジが有利なんですけど、僕はテンポメイジを使っていてそこまで不利じゃないなと感じているんですよ。」
heidrun「そうなんですよ。僕もフリーズメイジを使っていて、結構テンポメイジ相手に負けます。」
天野「あれが強いですよね。え~っと、《Flamewaker / フレイムウェイカー》。」
heidrun「そうなんです、《Flamewaker / フレイムウェイカー》がめちゃくちゃキツい。絶対に除去ですね。手札の火力全部使うくらい。」
天野「やっぱり!上手い人って《Fireball / ファイアーボール》を使ってでも除去してますよね。出し惜しみしない。」
ルネ「除去優先度はかなり高いですよね。」
天野「《Flamewaker / フレイムウェイカー》さえ残ってしまえば、どうにでもなるって感じがしますよね。」
heidrun「あと早めに《Archmage Antonidas / 大魔術師アントニダス》が出てくるとそれはそれでキツいんですよね。8ターン目に出てきて《Fireball / ファイアーボール》を1枚増やされるだけでも厳しい。」
ルネ「《Counterspell / 呪文相殺》が入ってればフリーズ相手に結構刺さりますよね。」
heidrun「あ~、確かに《Counterspell / 呪文相殺》も結構辛いです。」
―
heidrun「それでは話をフリーズメイジのマリガンに戻して…。フリーズメイジ対フリーズメイジだったら《Alexstrasza / アレクストラーザ》も残します。」
天野「9マナミニオンを残すって…!強烈ですね!」
heidrun「ちなみにコントロールウォリアー相手にも残しますよ。」
天野「これって、《Alexstrasza / アレクストラーザ》が無いと勝てないってことなんですか?」
heidrun「そうです。基本的にゲーム中は《Alexstrasza / アレクストラーザ》を引く旅なので…。」
天野「ウォリアーを使っててフリーズメイジ相手は《Justicar Trueheart / ジャスティサー・トゥルーハート》を残すべきなんですかね。」
heidrun「あ、全然有りですよ。6ターン目に出されたらフリーズメイジ側が投了します。」
とれっど「でもラダーだとフリーズメイジかどうか分からないですからね…。対戦相手の名前にheidrunって書いてあったらキープしますけどw」
天野「名前を見てキープwwウォリアー同士の対決でも《Justicar Trueheart / ジャスティサー・トゥルーハート》はキープして良いですよね?」
heidrun「あ、それも全然有りだと思いますよ。」
天野「なるほど…すみません、話がそれましたね。フリーズメイジのマリガンについて。」
とれっど「初手で《Bloodmage Thalnos / ブラッドメイジ・サルノス》と《Loot Hoarder / 戦利品クレクレ君》が来たらどうするんですか?」
heidrun「ん~…、基本的に両方キープですね。基本的に両方とも序盤に出してドローソースにしちゃいます。たまたまテンポメイジ相手に4ターン目《Bloodmage Thalnos / ブラッドメイジ・サルノス》+《Frostbolt / フロストボルト》で《Flamewaker / フレイムウェイカー》を倒すとかありますけど、狙ってやるわけじゃないので。」
とれっど「なるほど~。」
天野「《Bloodmage Thalnos / ブラッドメイジ・サルノス》をキープするなんて知らなかったですね…。」
heidrun「別に来て嬉しいカードじゃないですよw」
…マリガン会議 後編へと続く。(ついにあの男が目覚める…!?)