オリジナルデッキを完成させるための7つのステップ
2016/05/03
[no_toc]※この記事はスタンダード実装後、書き直す予定です。
オリジナルデッキを完成させるための7つのステップ
ここではオリジナルのデッキを作る手助けと、コピーデッキの調整に役立つ知識が書かれている。
だが、話を始める前に、まず始めに言わなければならないことがある。
それは、半端なオリジナルデッキは、コピーデッキ以下だということだ。
あなたが「使っていて楽しいデッキ」を作るのであれば、気にすることはない。
だが、「ラダーで勝ち上がりたい」「大会で勝ちたい」という目的があるのであれば、
半端なオリジナルデッキにならないよう、しっかりとした軸のあるデッキを作る方法を知ってほしい。
オリジナルデッキを完成させるには、7つのステップが必要になる
- コンセプトを決める
- シナジーを考える
- 補助パーツを追加する(メタカードなど)
- マナカーブを整える
- テストプレイを10回
- Hearthpwnなどのデッキ情報サイトを見る
- 最終調整をする
1.コンセプトを決める
まず「どんな勝ち方をするデッキを作るか」ということを決める必要がある。
例.
- 1ターン目からたくさんミニオンを並べて、盤面を支配して勝つ(Zoo、メックメイジのコンセプト)
- マナ加速を利用して大きなミニオンを序盤から並べて勝つ(コンボドルイド、ランプドルイドのコンセプト)
- 除去カードを多めに入れて、最後は大型ミニオンを出し続けて勝つ(コントロールウォリアーのコンセプト)
こんな風に、おおざっぱで良いので勝ち方を決めよう。
今回は、僕が大好きなコンボドルイドを例にあげる。
このデッキは、マナを加速させるカードが多く入っており、早期に大型ミニオンを出して相手ヒーローにダメージを与えていき、9マナがあれば自然の援軍+獰猛な咆哮の14点+αのコンボで勝つのが目的だ。
+αとなっているのは、盤面にミニオンが居た場合、その攻撃力分がプラスされるためだ。
まずは以下のカードが入る。
―計6枚のマナ加速カード
―計4枚のコンボカード
この10枚がこのデッキの軸となる。
2.シナジーを考える
シナジーとは、カード同士を組み合わせることによって効果を発揮し、1+1=3以上になるようなことを示す。
このコンボだけでも14点だが、盤面にミニオンが居ると更にダメージが増える。
そのため、盤面に残りやすいミニオンをデッキに入れると良いだろう。
ナクスラーマスの亡霊×2 手動操縦のシュレッダー×2 ドクター・ブーム×1
―計5枚のミニオン
ちなみにナクスラーマスの亡霊は騎乗用ラプターや刈入れゴーレムなどと入替えても良い。
また、盤面にミニオンを残すためのカードとしてはこのミニオンも欠かせない。
ロウゼブ×1
相手に全体除去スペルを使わせないという目的がある。
味方ミニオンを守り、次のターン、コンボで大ダメージを与えるという使い方が最も効果的な使い方だ。
そしてコンボデッキの強い味方といえば、このミニオンだ。
ソーリサン皇帝×1
自然の援軍+獰猛な咆哮の2枚が手札にあれば7マナコンボになる。
加えて手札に2枚の獰猛な咆哮があれば、自然の援軍+獰猛な咆哮+獰猛な咆哮という9マナコンボが完成する。
場にミニオンが居なくても、22点のダメージを与えることが可能だ。
3.補助パーツを追加する
補助パーツというのは、除去スペルであったり、特定の相手に対して強いメタカードであったりと様々だ。
優秀な固有クラスカードもここで入れていこう。
自然の怒り×2 なぎ払い×2 木立の番人×2 爪のドルイド×2 知識の古代樹×2
木立の番人は沈黙としても使えるので、邪魔な挑発ミニオンや厄介な断末魔持ちミニオンに有効だ。
知識の古代樹は特に優秀で、ハースストーンのカードの中でも上から10枚に入るぐらい強力なカードだ。
7マナ5/5というステータスに加えて、2枚のカードをドローすることができる。
ドルイドは練気や野生の繁茂など、盤面に影響しないカードを使って手札を減らすことになるので、
この2枚ドローの存在が大きくなっている。
次にメタカードを入れてみよう。例えばこんなカードが候補にあがる。
大物ハンター-攻撃力が7以上のミニオンを無条件に破壊できる。
ケザンのミスティック-秘策(シークレット)対策にはうってつけだ。
ハリソン・ジョーンズ-武器を破壊しつつ、ドローすることができる。コンボパーツを集めるのにも使えるぞ。
4.マナカーブを整える
デッキ全体のバランスを見てみよう。
中~後半は強いが、序盤に出せるミニオンが少なく、アグロデッキに対して弱い印象を受ける。
以下のカードを入れても良いだろう。
このデッキの軸は「マナ加速からの大型ミニオンの展開」だ。
4-6マナミニオンを入れて中盤戦を強化するのも悪くない。
候補カードは以下のようになる。
[野蛮な闘士] [アジュア・ドレイク] [シルヴァナス・ウィンドランナー]
5.テストプレイを10回
これでデッキは完成だ。実際にこのデッキを使って10回対戦してみよう。
どのデッキと戦い、どのようにして勝った(負けた)かを記録するのを忘れずに。
6.Hearthpwnを見る
Hearthpwnとは、海外のWEBサイトだ。
ハースストーンのデッキを検索したいときは、大抵の場合このサイトを見ることになる。
ここで似たようなコンセプトのデッキを探すことになるわけだ。なぜ、テストプレイを10回行ってからHearthpwnを見るのかというと、あなたはすでにそのデッキの経験と知識を持っている。先駆者たちが入れたカードの意味を理解することができるだろう。
また、自分では気がつくことができなかったアイデアやシナジーを見ることになる。そのときに得られる「その手があったか!」という驚きは、あなたのデッキビルダーとしてのセンスを磨くことになるだろう。
7.最終調整をする
ここまで来たら、最終調整だ。新たにシナジーがあるカードを入れるもよし、特定のデッキに弱いとわかったのであれば、そのデッキに対するメタカードを入れるのも良し。自分好みのデッキに仕上げよう!
以上が、オリジナルデッキを作る7つのステップとなる。
今後はスタンダードが実装され、今まで使っていたデッキが使えなくなるだろう。
そのとき、新しいデッキを作り、さらに環境まで支配するのは、あなたかもしれない。