ハースストーン練習法@感想戦
2016/08/03
ハースストーンはこう練習する
ハースストーン日中対抗戦代表選手マルクさんを始め、同じく日中対抗戦代表でありプロゲーマーのルネさんなど、
海外大会で活躍する実力のあるプレイヤーは口をそろえてこういう。
「感想戦こそがプレイヤーを最も上達させる」と。
日本人初のプロプレイヤーであるkoronekoさんの配信を見ていても、
強くなるための方法として「感想戦をするべき」と言っていた。
この記事を読んでくれているあなたは、もしかしたらランク5の壁につまずいている最中かもしれないが、感想戦をするようになってからメキメキと実力を伸ばし、ランク5の壁を打ち破ってレジェンドランクの常連になった例は、僕をはじめ、数えればキリがない。
感想戦とは
では、感想戦とは一体なんだろうか。
それは「試合を振り返ること」である。
一回の対戦が終わったあと、すぐに「ランク戦プレイ」ボタンを押してしまうのではなくて、その対戦を振り返り、どこが良かったから勝ったのか。何が原因で負けたのかを考えるのだ。そして、敗因が思い当たるのなら、そこで別の行動を取っていたらどうなったかと考えてみよう。
そうすれば、またいつか同じシチュエーションになったとき、自分は一つ先のプレイをすることができる。
逆に、どこが悪かったか考えもせずに、なんとなくランク戦を回していても、どこがミスなのかわからないままなのだから、また同じミスを繰り返してしまうだけだ。運が良ければ勝ち、また同じシチュエーションが来たらミスをくりかえし負ける……。
あなたに必要なのは、たまたまの勝利ではなく実力の勝利のはずだ。ならば、ランク戦で「勝つ」ことよりも、「なぜ勝ったのか」「負けた原因は何か」を知ることのほうが大事だ。つまり感想戦をしないで、ランクを上げるためにランクを回すのは、自分のプレイングの長所や欠点を分からなくさせているという意味で、それこそ大きな回り道だと言っていい。
感想戦の方法
では、感想戦はどのように行うか?
まずはアナログな方法として、紙とペンを用意しよう。携帯やパソコンでメモ帳を用意しても良い。
そしてランク戦に行き、戦績を付ける。書く内容は簡単でいい。
・使ったデッキ
・相手のデッキタイプ
・勝敗とその要因
これだけあれば十分だろう。勝敗とその要因は、例えば「相手が手札事故をおこした」「マッドボンバーの雄叫びが全て敵ミニオンに当たった」くらいで良い。「マリガンで普段残さないサバンナ・ハイメインを残した結果、うまくいった」など、試したことをメモするのも重要だ。
特に同じ失敗は繰り返してはならない。「ミニオンを並べすぎてフレイムストライクで一掃されて逆転負け」とメモしておけば、次から気をつけることができるだろう。
例)
デーモンレノロック
☆|コントロールプリースト|後|ブーム、ラグナロスを処理されず勝ち
★|シークレットパラディン|後|ウルダマンでマルガニスが倒されて挑戦者でパワー負け
★|コントロールウォリアー|後|乱闘で相手のシールドメイデンだけが残って負け
☆|ミッドレンジドルイド|先|ヴォイドコーラーからジャラクサスが出て盤面が強固になり、シャドウフレイムで全体除去してテンポ勝ち
☆★||先後|
☆★||先後|
☆★||先後|
☆★||先後|
ちなみに、この「☆★||先後|」をコピーして、例のようにズラリと並べておけば、先攻・後攻と勝敗は文字を消すだけで完成するのでオススメだ。
使い方はカンタンで、まず対戦相手が表示されたらそのクラスを真ん中の||の間に書き入れる。
☆★|パラディン|先後|
マリガン画面になり、先攻か後攻が決まったら、該当しない方の文字を消す。
☆★|パラディン|先|
相手のタイプが分かったらそれを書き入れる。
☆★|ミッドレンジパラディン|先|
ターニングポイントが来たら簡単にメモする。
☆★|ミッドレンジパラディン|先|平等聖別を警戒せずクリアされる
勝敗が決まったら該当しない方の星を消す。
★|ミッドレンジパラディン|先|平等聖別を警戒せずクリアされる
さらにメモしたい事があれば追加する。
★|ミッドレンジパラディン|先|平等聖別を警戒せずクリアされ、テンポ負け
次回は、「koroneko式5段階上達法」を紹介しよう。
日本人初の海外大会優勝者にして、日本人初のプロゲーマーkoroneko。
彼がどのようにして強くなったのかを知ることができる。