4種類のマリガン法を紹介#1
2016/05/16
はじめに
ハースストーンには4種類のマリガン法があると考えている。
そして、その中には「できる限りやってはいけないマリガン法」がある。
これを知らず、無意識にやっているプレイヤーは少なくない。可能性の問題だが、「やってはいけないマリガン」をした場合、試合が始まる前から不利な状況に陥っているといえるだろう。
その4種類のマリガン法は次の記事で説明するとして、まずはマリガンについて、知ってほしいことがある。
マリガンの考え方
マリガンとは、対戦が始まって一番最初に行う手札交換のことだ。
マリガンの方法や基準は、個人によって大きく変わってくる上に、「これが正解!」とハッキリ言えるケースは少ない。初手には3枚ないし4枚のカードが配られるが、上級者はこれらの組み合わせによっては「普段残さないカードを残す」こともあるし、「普段残すカードを残さない」ことだってある。
つまりは「マリガンはこうするべき!」という固定概念は捨てた方が良いということだ。
デッキガイドに書かれていたり、自分で使った感覚で残すべきカード、変えるべきカードがあると思うが、それらを固定化することは逆に選択肢を狭めていることになる。
もちろん、デッキによっては「初手でほぼ必ずといって良いほどキープするカード」が存在する場合がある。そのカードが初手に来たのに、残さなくて良いという話ではない。
「あれ?この初手の組み合わせだと、このカードを残す(残さない)方が良いんじゃないか?」と思うのであれば、その感覚に従ったほうが良いと僕は考えている。
試さないと、そのマリガンが正解なのか、はたまた不正解なのか、ずっと分からないままだ。
そしてマリガンで残した(残さなかった)カードを覚えておこう。その後の試合展開で、あなたの選択が合っていたのかどうか、自分で答え合わせをするのだ。
新しいマリガンを試さずして、成長はない。少しずつ、自分が使っているデッキの理解度を高めていこう。
自分のデッキやプレイスタイルにあったマリガンを見つけるのは難しいことだが、そのマリガンを身につけることができれば、あなたがレジェンドランクへ到達するのはそう難しくないはずだ。
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次回は本題である「4種類のマリガン」について解説しよう。
参考記事:1~3ターン目を想像するマリガン法