ハースストーンはこんなゲーム@1:2交換の法則
2016/05/03
ハースストーンはこんなゲーム
ハースストーンは他のカードゲームと比べ、デッキ枚数が30枚と少ない。
また、基本的に特定のカードをドローするためのサーチカードが無い。
ドローするためのカードも強すぎず、弱すぎない絶妙なバランスが保たれている。
カードをドローするためのカードは「ドローソース」などと呼ばれている。
そしてデッキに入っているドローソースは0枚~3枚程度だ。
これが何を表すかというと、こちらは1枚のカードをプレイし、相手のカードを2枚以上使わせる、いわゆる1:2交換をしていけば簡単に手札差を付けることができる。手札差が付くと、手札が多い方が有利な行動を取りやすくなる。
極端な例を言えば、毎回1:2交換をしていけば、こちらが15枚のカードを使ったとき、相手は既に30枚のカード全てを使うことになる。どちらが勝つかは明白だ。
1:2交換のやり方
どのようにして1:2交換をするかというと、例えばステータスの高いミニオンで2体以上、相手が手札から出したミニオンを倒す。これが基本となる。もう1つは相手の盤面全体にダメージを与えるフレイムストライクなどを使って相手の盤面を一掃する方法だ。うまく決まれば1:3交換だってできる。
特に重要なのは、ミニオンで1:2交換をすることだ。
相手のミニオンを倒しつつ、こちらのミニオンは生き残る。ただそれだけで良い。
ただ「ミニオンを倒しつつ、生き残ればよい」というわけでもない。
以下の記事にある「ルール4」が参考になるだろう。
参考記事:有利なトレードを考えよう(日本語対応済)
1:2交換をしやすいカード
武器カードは1:2交換をしやすいため、優秀である。
その代わり、自分ヒーローがダメージを受けてしまうというデメリットがある。
断末魔でミニオンを生み出す効果も強力だ。上手く行けば1:3交換を狙うこともできる。
体力が多い挑発ミニオンも1:2交換をしやすい。
おまけ。強すぎたドローソース
余談だが、以前は飢えたハゲタカとガジェッツァンの競売人というカードが猛威を振るっていた。
どちらも1ターンで大量にドローすることができるため、弱体化された。
飢えたハゲタカは猟犬を放て!と組み合わせて大量ドローをしていた。
効果はそのままに、マナコストとステータスが調整された。
ガジェッツァンの競売人はミラクルローグというデッキで猛威を振るった。
効果はそのままに、マナコストが増加した。
おまけのおまけ。ミラクルローグとは
ガジェッツァンの競売人を利用したミラクルローグは、CLOUD9に所属しているKolentoが開発したデッキである。
彼が配信中、急に黙りこんでブツブツ言い出したと思ったら、ハッ!とした顔になり、
このデッキを作り上げた…という逸話がある。
当時の動画は彼のTwtich配信spotlightに残っている。
Kolento's spotlight OTK rogue!
1ターンに30点ダメージを叩き込み、ただ一言「OP」とつぶやいている。
※OP=オーバーパワーの意味。簡単に言うと「強すぎる!」ということだ。
ミラクルローグの歴史について興味を持った方は、Hearthstone dojoにある記事をオススメしよう。